裏波溶接

裏波溶接とは、溶接面だけでなく溶接面の裏側にもビードを作ることができる溶接方法です。 パイプや配管を溶接する際に、形状の問題(径の大きさ等)で完全溶け込み溶接ができない時に使用されます。 良好な裏波ビードの形成、溶接金属の酸化防止を目的として、Ar(アルゴン)等の不活性ガスによるバックシールドが必要となります。 多くの場合、裏波溶接が正しくできている証明として、PT検査・RT検査・裏面(内面)の外観検査を行います。 また、溶接条件と技術に加え、開先形状(角度・ルートギャップ・ルートフェイス)も良好な裏波ビードを形成するために大切なポイントとなります。