インペラー

材質：WEL-TEN780C

板厚：70㎜

寸法：φ1942/φ3560（円錐形）

工程：展開切断材支給～曲げ加工～開先加工～仮組立～（客先溶接）～熱処理（SR）～修正プレス～寸法検査

本製品は大型送風機の内部に使用される製品です。

弊社で修正プレスを行った後、お客様にて機械加工で全体を切削し、加工完了となります。

加工難易度が非常に高い80kg鋼級の素材でも対応可能となっております。

製品が大きい為、曲げ加工時の取り回しも難しく、後工程で機械加工も控えていることもあることから、公差設定も非常に厳しい製品となります。

削り出しで製作する製品の問題の一つに“歩留まり”があります。

加工代を確保する為に素材形状が大きくなるのはもちろん、寸法の高低差が大きい製品ほど、歩留まりが悪くなる傾向があります。

曲げ加工にてニアネットシェイプ（曲げ加工完了後に近い形状）まで加工することで、歩留まりの改善だけでなく、機械加工工数も削減できるため、全体のコスト削減に大きく寄与することが出来ます。

インペラーとは主に風や水を送る為の羽根車を指します。

送風機における性能を決定する要の部品です。

排風量や吸気量、使用環境によってインペラーのサイズや、材質が選定されていきます。

使用される場所は身近なところで、台所に使用されている「シロッコファン」や大きなものだと、ごみ焼却場等で使用されています。