環境省及び国土交通省の連携事業「令和6年度二次 ゼロエミッション船等の建造促進事業」公募の採択について
当社はゼロエミッション船等の国内生産体制を強化し、市場促進による CO2 の排出削減を進めるとともに産業競争力強化・経済成長を図ることを目的とした環境省及び国土交通省の連携事業である「ゼロエミッション船等の建造促進事業」に採択されました。
今回のゼロエミッション船等の建造促進事業を通じてあわじ工場の生産設備を増強し、アンモニア・水素燃料タンクに向けた鏡板を安定供給し納期遵守できる体制を構築します。また、高品質でありながらコスト競争力も兼ね備えた舶用燃料タンク鏡板の国内基幹工場を目指します。そして供給体制・品質保証・顧客サービスによって付加価値を高めて国内サプライチェーンの強化及び活性化を推進します。具体的な目標として2033年度において国内で製作されるアンモニア燃料タンク向け鏡板のシェア率50%以上とし、2030年度以降のアンモニア・水素燃料タンク国内生産の広がりを睨みながら更なる生産能力増強の検討を行い、生産能力を2倍に向上させる目標を掲げます。
将来的には国内製造タンク向け鏡板シェア80%以上を確保できるような競争力と生産供給量を兼ね備えた、国内最大企業を目指します。また、高い生産量を構築したのちは国外にも目を向けて海外企業からのニーズがあれば燃料タンク用鏡板を輸出できる体制も構築してゆきます。